『リーン開発の現場』出版イベントを開催しました

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訳者3名

越境せよ!「リーン開発の現場」出版イベントを開催いたしました。週明けにもかかわらず、来てくださった方に感謝いたします。また、会場をお貸しいただいたサイバーエージェントさん、ありがとうございました。当日のつぶやきはこちらにまとめました。

第一部: 解説『リーン開発の現場』

発売イベントの風景
第一部では共訳の@papanda、@daipresentsによる本書の見どころを紹介させていただきました。

@papandaのみどころ
いくつか紹介させていただいたのですが、@papandaのみどころのひとつが「丁度良い加減」。

リーン開発の現場』の20章には「因果関係図」というものが登場します。「なぜなぜ5回」や「システム思考」がベースになっている考えですが、それぞれを修得するには時間がかかります。しかし、分厚い専門書を読まなくても理解できる問題分析方法が『リーン開発の現場』では紹介されているのです。

@daipresentsのみどころ
私が考えるみどころは日本語版でしか体験できない部分です。本書は@kakutaniの「監訳者まえがき」からはじまり、@hiranabeの「日本語版解説」で終わります。日本を代表するアジャイル実践者の言葉により、『リーン開発の現場』はより深く読むことができるはずです。

リーン開発の現場のみどころ
翻訳した人間としてはすべてがオススメなのですが、本書の目次で言うと1章から4章を読むだけで物語に引きこまれていきます。

PUSTというスウェーデン警察のシステム開発において、どういったチーム構成で、どういったレポートラインで、どういったツール(カンバン)を使ったのか?現場の臨場感の中に様々な改善を感じてもらえると思います。

第二部: 塹壕での翻訳

第二部では技術書の翻訳についてお話させていただきました。おそらくソフトウェア開発に関わる方なら、技術書籍を一度は読んだことがあると思います。翻訳は大変な作業でしたが、その作業の中には表面的な言葉の意味以外の何かがあるように感じます。

翻訳の例

上のスライドは、一例として紹介させていた文です。原文の下に当初の翻訳がありますが、それぞれの言葉や文の間にある「感覚」を拾いながら文章を洗練させていきます。「Issueを閉じても閉じても新しいのが出てくる」と@papandaが語ったように、繰り返し文章を磨いていく作業の結果、「書籍」として発売されていきます。

きっと「それでも届けたい!」という熱意によって、本というものが世に登場しているのではないでしょうか?

第三部: 監訳者より『リーン開発の現場』

最後は@kakutaniによる「監訳者まえがき」です。「監訳者まえがき」についてはこのサイトに全文公開しているのでそちらを参考にどうぞ。

また、引用されていた記事等は以下になります。

監訳者まえがき」を読み、@kakutaniのお話を聞いて感じたことは、アジャイル開発のような未体験のものへの不安があり、XPもスクラムもカンバンも完全な解決策ではなく、『リーン開発の現場』の物語ですら物語でしかないということでしょうか。

お話の中には「絶望」という言葉も出てきました。また「心配しなくていい」という言葉もありました。

この両極端な言葉をどう受け取るかは人によって異なるかもしれません。しかし私は『リーン開発の現場』にあるヘンリックの物語や、その裏側にある理論によって、絶望と希望をうまく受け入れ、自分たちの意思でプロジェクトを成功へと導いていく……

そんな現場の力になればと考えています。

あらためましてお忙しい中、ご参加いただいた皆さんに感謝いたします。またどこかでお会いすることを楽しみにしています!

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カテゴリー: 記事

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