よくあるご質問

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リーン開発の現場』に関するよくあるご質問や、イベント時によくいただくご質問をまとめてみました。

回答について、カンバンの日本語情報は少なく海外の情報を元にしている場合があるため、間違った認識がまざっているかもしれません。また、質問者の方にあわせた回答もあるため一般論とは言えないかもしれません。ご了承ください。

全般

電子書籍版はありますか?

はい。現在、PDF版がオーム社eStore(β)から購入可能です。

原題の”from the Trenches”はどういう意味でしょうか?

”from the Trenches”で「ハードな仕事場」「大変な仕事場」という意味があるそうです。InfoQの記事だと「塹壕より Scrum と XP – InfoQ」のように「塹壕(trenches)」と訳されています。『リーン開発の現場』では著者のヘンリックの考えを聞き、「現場」と訳しています。

現場Tシャツや現場ラブステッカーはどこで売っていますか?

現場Tシャツは世界に3枚しかない貴重なTシャツです。販売はしていませんが、こちらのように簡単に作ることができます。

現場ステッカーは「本を買いました!」と言ってくださった方向けに作成したステッカーです。在庫に限りがありますが、訳者の3人に声をかけていただけるとゲットできるかもしれません。

イベントやコミュニティはありますか?

リーン開発の現場 塹壕コミュニティがあります。最新情報はそちらのページを見ていただくか、Facebookをお使いでしたらリーン開発の現場 Facebookページを「いいね!」していただければ、最新情報が配信されます。

これからも読書会やイベントなど企画してく予定ですので、ぜひぜひチェックください。

カンバン

カンバンのはじめ方を教えて下さい

まず、ご自身のワークフロー(仕事の流れ)を書き出してください。学生の場合は「ピザの作り方」をイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。例えばこんなフローが浮かんだとします。

  • 生地を作る
  • 具をのせる
  • 焼く

さてこの場合、ソースはいつ塗るのでしょうか? カットはしない? 具はいつ切るんだろう? このように流れが抜けていたり、人によってやったりやらなかったりする作業がないかを考えます。そしてホワイトボードに書き出しながら、自分たちの流れを明確にし、それぞれの作業(工程)ごとにステージに区切れば簡単にできます。

あとは、カンバンを運営しながら、流れをスムーズにするために進化させていくのです。詳細は「いつものかんばんをリーンかんばんに進化させる方法」が参考になると思います。

カンバンに貼り付けるカードや付箋にはどれぐらいの大きさの作業を書くのでしょうか?

大きさは自分たちにあったサイズで運営するといいと思います。私の場合、カードは機能、ふせんは機能を実現する作業とすることが多いので以下はその場合の例になります。

まず、イテレーションの長さに合わせてはじめます。たとえば、イテレーションが1週間であるなら、カードに書く作業や機能の大きさはMAX5日です。5日で完成しない機能の場合は、5日を何回繰り返したらリリースできるか? としています。5日+5日+3日 = リリース・・・という感じです。

作業はさらに短く1~3日に分割します。これは、毎朝の朝礼でメンバーひとりが1枚の付箋を動かしたいからです。作業の大きさが大きすぎると、カンバンを流れていく雰囲気にならないからです。よって、できるだけ小さく分割し、1日1個流れるのを目指しています。

チームがリモートにいる場合にカンバンは使えますか?

プロジェクタを使ってリモートで移してもらうなど、一手間が必要になるでしょう。一手間が手間の場合はRedmineのようなデジタルツールを使うのも手です。

この質問はよく聞かれる質問なのですが、まず「目的は何か?」を考えることをおすすめしています。カンバンの前に集まり、コミュニケーションを円滑にする場合は、アナログなカンバンが最適です。しかし、チームが別の場所にいる場合は、「情報を共有したい」が一番大きな目的となるでしょう。

目的に合わせたツールを選び運営することがオススメです。その結果、「これ以上改善できない」場合は、難しいでしょうがチーム同席にする方法を選んだりして、制限自体を変えてしまうことも検討するべきでしょう。

社内にカンバンを張り出すことが禁止されています。どうすればいいでしょうか?

これもよく聞かれる質問です。ISMSという制限があることをよく聞きます。

私の場合、ISMS担当者に直接相談して、解決策を考えました。結果、相手も「なんでもかんでもNG」にしたいわけではないことがわかり、実現に力を貸してくれました。

制限には必ず理由があると思います。その理由をまず相談してから考えてみてはいかがでしょうか?

カンバンとデジタルツールの使い分けのポイントはありますか?

カンバンを流れていくカードは「機能(フィーチャ)」が理想です。なぜなら、機能にはユーザ価値があり、作業にはユーザ価値が見えにくいため、価値を高める活動を意識するために「機能」が流れていくほうがわかりやすいからです。

これをベースに考えると、カンバンでは機能を扱い、デジタルツールではバグなどを扱うことが多いです。バグはチケットで管理したほうがわかりやすく、対応情報があとあと貴重な情報になる場合があるからです。

それ以外にも、メインの開発はカンバン、それ以外の横槍作業はチケット・・・というやりかたもありますね。また、「アナログなカンバンボードを使う理由」という記事も書いたのであわせてご確認ください。

カンバンを使ったプロジェクト運営の場合、何を計測すればよいでしょうか?

プロジェクトの情報をマネージャ層に見せる場合についてよく聞かれる質問です。

私の場合は、カードが機能、付箋が作業なので、マネージャーにはカードを主に意識してもらい、エンジニアには付箋を主に意識してもらうことが多いです。カンバンシステムを使うと、流れていくカードからスピードを体感できるため、「開発がスムーズかどうか」を伝えやすいでしょう。

それ以外だと、『リーン開発の現場』にも登場しますが、

  • チームのスループットとしてベロシティを計測する。定期的に終わったカードの枚数を数えるだけでも量が見えるようになります。
  • 開発スピードとしてサイクルタイムを計測する。Doingになってからリリースされるまでの日数を計測すれば、スピードを数値化できます。

ベロシティはチームが成熟するに連れて上がり、上がりきったぐらいで安定を目指します。サイクルタイムはワークフローの改善などムダを取り除いていくことで短くしていきます。

カンバンをはじめて定着させるまでにやるべきことはなんでしょうか?

私の場合は、朝礼とふりかえりを定期的に行っています。朝礼は毎朝行い、そこで作業状況をアップデートしてもらいながら、チームで使いかたを考えていきます。そして、定期的にふりかえり、良い点を続け、いまいちな点を改善していきます。

可能であれば、「サイクルタイムを5日にする!」といったゴールをカンバンに貼り付けると、メンバーの意識も変わっていきます。

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