本書について

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リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営

リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営
原題:“Lean from the Trenches: Managing Large-Scale Projects with Kanban”

Henrik Kniberg 著
角谷信太郎 監訳
市谷聡啓・藤原 大 共訳
オーム社(2013/10/26)
A5 184頁 定価2520円(本体2400円+税)
ISBN-10: 427406932X
ISBN-13: 978-4-274-06932-1

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本書の説明

これまでに読んだ書籍から、アジャイルやリーン開発がバズワードになっているのはご存知だろう。しかし、目の前にオーバーホールが必要なシステムが存在し、現実的に、現実の状況において、現実に存在する人々の手で、どのようにしてアジャイルやリーン開発を進めればよいか考えなければならない場合もある。『リーン開発の現場』には事実に基づいたプラクティスが書かれている。重要となるポイントは写真や図で描かれており、その物語によって読者は本書で語られるプロジェクトの現場に連れてゆかれ、短期間で行われたある組織の改革の理由や方法を理解するだはずだ。 ―― via The Pragmatic Bookshelfの概要を意訳

『リーン開発の現場』には事実に基づいたプラクティスが書かれている。

本書によって、スウェーデン警察が60人規模のプロジェクトにおいて、どのようにXP、スクラム、カンバンを組み合わせて運営したのかを知ることになる。さらに、最初から最後まで読めば、どのようにリーン原則に従い価値あるプロダクトをデリバリしたのかを知るだろう。

我々は是が非でも新しい方法を必要としている組織とプロジェクトを開始し、スケーラブルで複雑なシステムを開発するために必要な知識を共有しあう、職能横断的チームを作り、自分たちのプロセスを自分たちで継続的に改善していった。読者は本書のプロジェクトについて、顧客との約束、日々の「カクテルパーティー」、テスト、同期するクロスチーム、バージョンコントロールといった内容を少しずつ理解していくだろう。何がうまくいき、何がうまくいかなかったか?そういった事実をその目で確認できるはずだ。また、以下の点においてどのように対処したのかも知るだろう。

  • テスターだけでなく、ビジネスに関係する全員で品質を作りあげること
  • マイクロマネジメントなしで、全員が同じ道程を歩き続けること
  • 計画やプロセス改善を助けるために、シンプルでパワフルなメトリクスを使うこと
  • 機能レベルの視点とシステム全体の視点のバランスをとること

本書によって、塹壕に飛び込み自分たちの開発プロセスを効率化する準備が可能になるはずだ。―― via The Pragmatic Bookshelfの「About this Book」を意訳

目次

第I部 僕らのやり方を伝えよう
第1章 プロジェクトについて
第2章 チーム編成
第3章 デイリーカクテルパーティーに参加しよう
第4章 プロジェクトボード
第5章 カンバンボードをスケールさせる
第6章 プロジェクトのゴールを追え!
第7章 準備OK を定義する
第8章 技術課題をさばく
第9章 バグをさばく
第10章 継続的プロセス改善
第11章 WIP をマネジメントする
第12章 プロセスメトリクス
第13章 スプリントとリリースの計画
第14章 バージョン管理の方法
第15章 アナログなカンバンボードを使う理由
第16章 僕たちが学んだこと

第II 部テクニックを詳しく見る
第17章 アジャイルとリーンの概要
第18章 テスト自動化の戦略
第19章 プランニングポーカーによる見積り
第20章 因果関係図
第21章 最後に伝えたいこと

付録A 用語集:バズワードの濫用を避ける
付録B 参考資料
付録C 本書のプロジェクトボードについて

著者・監訳者・翻訳者

ヘンリック・クニベルグ(著者)

Henrik Kniberg, ヘンリック・クニベルグ

Henrik Kniberg氏(bio)は、ストックホルムのCrisp社で活躍するアジャイル&リーンコーチです。氏は、ソフトウェア開発において、技術的にも人間的にも成功することを手助けしており、その活動を楽しんでいます。

数多くのイベントでKeynoteを発表しており、2011年には日本でもKeynoteを発表しているため、日本人にも馴染み深いアジャイル実践者でもあります。

著者の発表

著者紹介ページより抜粋

  • Nov 10, 2010: Keynote at Øredev, Malmö
  • Mar 4, 2011: Keynote at AgileDays in Moscow.
  • Apr 5, 2011: Keynote at Scandinavian Developer Conference in Gothenburg.
  • Apr 11, 2011: Keynote at Agile Israel.
  • Oct 19, 2011: Keynote at Scrum Gathering in Tokyo.
  • Aug 31: Keynote at Agile Lean Europe (ALE), Barcelona
  • Oct 6: Keynote at Agile Eastern Europe (AgileEE), Kiev.

著者の書籍

「Lean from the Trenches」は3冊目の書籍になります。

角谷 信太郎(監訳)

角谷信太郎の写真

株式会社永和システムマネジメントサービスプロバイディング事業部コミュニティマネージャ。
一般社団法人日本Rubyの会理事。Askausa.rb幹部(自称)。Developers Summit 2012 ベストスピーカー賞総合1位。楽天テクノロジーアワード2011 Ruby賞受賞。著書は『アジャイルサムライ』(監訳、オーム社)、『アジャイルな見積りと計画づくり』(翻訳、マイナビ)など。
エクストリームプログラミングの理念である「新たな社会構造」の実現のために自分がやれることをやっている。好きな言語はRuby。好きなメソッドはObject#extend。

監訳者の書籍

アジャイルサムライ−達人開発者への道− アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~ アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣

市谷 聡啓(共訳)

papanda

開発現場のためのコミュニティDevLOVEのFounder(設立者)。株式会社永和システムマネジメント サービスプロバイディング事業部 主任。SIとサービス開発、性質の異なるシステム開発の経験を経て、2011年より現職。利用者にとって価値をもたらすシステム開発を追求するべく、アジャイルな開発と向き合い続けている。システム開発を取り巻く環境の改善や推進を目的に開発コミュニティDevLOVEを2008年から立上げ、主催している。

藤原 大(共訳)

藤原大の写真

楽天株式会社 プロセス&クオリティ課 アジャイルグループ マネージャー。プロジェクトリーダー、チェンジ・エージェント、アジャイルコーチ、トレーナー。Redmine、Jenkinsといった開発を支援するツール環境の整備や、アジャイル開発による創造的で普通のソフトウェア開発支援を行っている。趣味は沖縄離島巡り。

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